ミノキシジルの初期脱毛が不安という方へ。心配する必要がない理由。

こんにちは、パキラです！

ミノキシジルを使うと初期脱毛があるって聞いたことありませんか？

ただでさえ今薄毛で悩んでいるのに、治そうと思って治療を始めたらさらに薄毛が進行してしまった…なんてことになったら立ち直れないですよね。

今回は初期脱毛で必要以上に悩まない為の正しい知識を知っていただきたいです。

薄毛治療における初期脱毛とは？

まず、前提としてフィナステリドやデュタステリド、塗るタイプのミノキシジルでは初期脱毛は起こりません。

初期脱毛がみられるのはミノキシジルの内服薬（ミノキシジルタブレット）です。

厳密にいうと、塗るタイプのミノキでも初期脱毛は若干起こる可能性はありますが、ほとんど気付かない程度です。

じゃあミノキシジルタブレットで必ずしも初期脱毛が起きるかというと、そうでもありません。初期脱毛が起きる人もいるし、起きない人もいます。

また、その期間に関しても、大体は1ヶ月～2ヶ月なのですが、たまに3ヶ月続く方もいます。ここは個人差があるということです。

初期脱毛が起こる仕組み

初期脱毛の仕組みをお話ししていく前に、前提としてヘアサイクルについて解説していきます。

これが通常のヘアサイクルです。

ミノキシジルを使うとどうなるのかというと、step1の毛母細胞の細胞分裂を活性化させる効果があります。

とうことは、step3の2～3ヶ月古い髪の毛が毛根に留まっている時期に、新しい髪の毛を作る段階にも影響があります。

その期間に髪の毛がミノキシジルの影響を受けるとどうなるのかというと、毛根の奥で作られる新しい髪の毛の成長スピードが上がるということです。

ということは髪の毛が抜けるまでの期間が短くなりますよね？これが初期脱毛です。

そして休止期の髪の毛というのは、頭髪全体の約1～2割と言われています。なので、頭髪全体で約10万本と言われている髪の毛の1割～2割、1万～2万の髪の毛が抜けやすい状態になっているということです。

以上が初期脱毛で抜け毛が増える仕組みです。

なぜミノキシジルの内服薬は初期脱毛が起きて外用薬は出ないのか？

ではなぜ外用薬のミノキシジルには初期脱毛がほとんど無く、ミノキシジルタブレットには目に見えてあるのか？それは使用方法が違うからです。

内服薬の方は飲んだ後腸で吸収され、血液に混ざって全身に送られていき、その作用は全身で起こります。髪の毛に限定したとしても、AGAの箇所だけでなく、全ての髪の毛に影響が出るということです。

逆に外用薬の方は、薄毛になっている部分にしか塗らないですよね？なので薄毛が発症している部分にだけ効き目があり、他の髪の毛には影響がないという訳です。

フィナステリドで初期脱毛は起きないの？

フィナステリドやデュタステリドには初期脱毛を発生させる要素はありません。

具体的に言うと、フィナステリドには毛母細胞の細胞分裂を活性化させる効果は無く、薄毛の原因となる悪玉ホルモンを発生させない作用があります。

役割が全く違う為、初期脱毛は起きないんです。

ミノキシジルタブレットで初期脱毛が起きる人と起きない人の違い

これはミノキシジルが「効きやすい人」と「効きにくい人」がいる為です。

ここからは少し難しい話になるのですが、ミノキシジルには単体での発毛効果は無く、硫酸塩の分子と結びついて初めて毛母細胞の活性化という働きをします。

人によってミノキシジルと硫酸塩を結びつける「酵素」の働きが強い人と弱い人がいる為、初期脱毛の有無に個人差が発生しているのです。

まとめ

その他にもミノキシジルタブレットには様々な副作用のリスクがあることでも有名です。代表的なものが、

などです。ただし、ミノキシジルタブレットは通常2～3年かけて薄毛治療を行っていくのに対し、約半年程でフサフサになるといった強力なパワーを秘めています。

なので、この副作用のリスクを知った上でミノキシジルタブレットを使用する人が多いのも事実ですし、AGAクリニックでは処方を勧めるところもたくさんあります。

個人的には、薄毛は人生を終わらせるという選択をしてしまう人がいる程、「深刻な問題」だと思っています。

何を優先するかは人それぞれですが、薄毛が本当に苦で廃人のような生活を送る前に、ミノタブを選択するのはアリだと思っています。

ただし、薄毛の程度が軽い人には断然外用薬のミノキシジルをオススメします。

私自身もフィナステリドとミノキシジル外用薬でほとんど気にならないぐらいに改善しました。この方法は自分自身が体験している為、自信を持ってオススメします。

以上、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました！

少しでも薄毛の悩みを解消する手助けができれば幸いです。