インターネットで『薄毛 食事』と調べると、山ほど情報が出てきます。その中には「タンパク質が髪にいい」とか「亜鉛がいい」とか、「ビタミンDが重要です」とか・・・。
過去の私もそういった情報を目にし、豆腐やほうれん草、卵などを積極的に摂るようにしていました。が、結論からいうとそれらの情報は全てウソです。
自分自身まったく効果は無かったですし、これらの食べ物を毎日積極的に食べたとしても、ハゲる人はハゲるし、ハゲない人はハゲないです。
一言で言ってしまえば「薄毛のほとんどはAGAで、AGAの原因は遺伝だから」で終わってしまうんですが、それだと味気ないのでもうちょっと深堀していきたいと思います。
貧困地域には薄毛が多い?
たまにテレビ番組でケニアやアフリカなど一部の貧困をクローズアップした番組がやっていますが、毎日を生き抜く為に必死に働き、米や豆などを少しだけ買うことができる、そういった食事で毎日を過ごしている人たちがリアルに映し出されています。
貧困に関してはまた薄毛とは違う大きな問題ですが、そこでの食事はとても栄養バランスを気にすることができる状態ではないにも関わらず、そこに映っている人たちは薄毛ではない人がほとんどだったことを覚えています。
もし食事や栄養バランスが薄毛の原因ならみんなハゲていてもおかしくないですよね?
それに比べて日本は飽食国です。朝晩は奥さんが栄養のある食事を作ってくれて、昼も食堂で管理栄養士が考えた食事を食べることができる。一例ですが大体こんな恵まれた環境ですよね?
なのにハゲる人もいればハゲない人もいる。この状況を客観的に考えただけでも、食事が薄毛とは関係ないことが分かるはずです。
「栄養によって髪の毛が増える」はあり得るのか?
髪の毛と食事が関係ないことを、もう少し細かく解説していきます。
薄毛専門医の一問一答が話題
2015年にNHKラジオ、大阪大学の皮膚・毛髪再生医学寄付講座教授、板見智さんが登場し、『抜け毛を科学する』という番組で、薄毛や育毛についてトークを展開しました。
その中の一問一答がとても面白いと話題になりました。確かに薄毛の人にとっては残酷な回答も多かったですが、真実を述べていてとても痛快でした。それがこちら☟
この中で食事についても、統計上30年前の生活習慣や食事と今を比較してもハゲの数に変化は無いので、「ハゲる時はハゲる」とありがたいお言葉をいただいています(笑)
やはり生活習慣、食事はまったく関係ないという結論のようです。
フィナステリドは遺伝子に影響を与えているの?
ここまで見ていただいて“薄毛と栄養はまったく関係ない”、“AGAは遺伝で発症する”ということが分かっていただけたかと思います。
では薄毛治療薬のフィナステリドは遺伝子に作用する薬なのかというとそうではありません。
フィナステリドはどうやって薄毛の進行を止めているのかというと、悪玉ホルモンが生まれる働きを阻害しているんです。
だからフィナステリドを飲むことによって、そもそも脱毛ホルモンの影響を受けて「髪の毛が抜けやすい」、「AGAが発症しやすい」という体質を持っている人でも、AGAの進行が止まるんです。
「薄毛と食事」まとめ
今回は薄毛(AGA)は食事で治るのかという事を解説してきましたが、結論治らないし、どんどん悪化していきます。
ネットで検索すると「食生活で薄毛を治す!」だったり「薄毛の原因は栄養不足!」といった記事をよく見かけますが、まったくの嘘なので信用しないようにしてください。
何回も言いますがAGAの原因は遺伝です。医学的に証明されています。
治すならAGAクリニックでフィナステリドやミノキシジルを処方してもらい、毎日決められた時間に飲む。それだけです。
AGAクリニックに関しては【厳選】体験して分かったおすすめのオンラインAGAクリニック2選という記事で詳しく説明しているので、参考になればうれしいです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
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